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船氏・4

 『続日本紀』によれば宝亀元年(770)3月28日、由義宮(称徳天皇の離宮。大阪府八尾市八尾木北の由義神社付近または八尾市別宮付近)を讃えて、葛井・船・津・文・武生・蔵の6氏の男女230人で歌垣が催された。
 歌垣とは特定の日時に若い男女が集まって相互に求愛の歌謡を掛けあう呪的信仰に立つ習俗である。古代の言霊信仰の観点からは、ことばうたを掛けあうことにより、呪的言霊の強い側が歌い勝って相手を支配し、負けた側は相手に服従した、と説かれる。歌垣における男女間の求愛関係も言霊の強弱を通じて決定される。時代が下るにつれて呪的信仰・予祝・感謝行事の性格は薄れ、未婚者による求婚行事となっていった。特に都市の市ではその傾向を強め、『古事記』には顕宗天皇と平群鮪が女をめぐり海石榴市で歌をたたかわせた逸話が残っている。奈良時代に入ると唐から伝来した踏歌と合流して宮廷芸能の一つとなった。大規模なショーだった。
 宝亀元年(770)4月5日には由義宮に寺塔が建てられ、労に従って所司・雑工ら95人に位階が与えられた。このときも船連浄足などが天皇のために歌垣を催した。

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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日本人の名前のルーツを探ることで日本の歴史を違う角度から見ることができます。家系図づくりをしている人・一族のルーツの探し方がわからない人・祖先の古いお墓がある人はもちろん、自分の名字・姓・氏の由来を知りたい人、家紋や戸籍謄本(除籍謄本)に興味がある人、先祖が武士か農民か知りたい人、珍名・奇名など珍しい苗字を探している人、明治時代好きの人も読んでみてくださいね。家族や親戚との話のネタにもなります。他人の名字でも起源を調べると面白いことがたくさん出てきますよ。調べ尽くしたら苗字研究家に転職できるかも? 苗字の歴史って楽しいです。異説・新情報がありましたら教えてください。

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